トップメッセージ

事業環境の厳しさをはねのけて『グローバル・カテゴリー・ファーマ』としての発展を目指してまいります

 当社は、「生化学工業10年ビジョン」のもと、糖質科学に研究開発の焦点を絞り、国際競争力を確立する『グローバル・カテゴリー・ファーマ』としての発展を目指し、現在、その最終ステップとして、3ヶ年の中期経営計画(2016年度~2018年度)に取り組んでいます。

 当期は、主に研究開発における諸テーマが進展いたしました。はじめに、2018年3月23日に腰椎椎間板ヘルニア治療剤「ヘルニコア椎間板注用1.25単位」(開発コード:SI-6603)の国内における製造販売承認を取得したことをご報告いたします。本剤は注射剤であり、手術療法と比較して患者の方々への身体的負担が少ないという特徴を有しています。国内初となる治療剤であることから、適正使用の推進及び安全性確保に留意しながら、販売提携先の科研製薬株式会社とともに段階的な普及に努めてまいります。

 また、腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603の米国における第Ⅲ相臨床試験の追加試験開始に加え、グローバル展開を目指している変形性関節症治療剤SI-613の日本及び米国における各臨床試験も進捗しています。次世代品と位置付けるSI-613の開発を加速させ、変形性膝関節症市場におけるリーディングカンパニーとしてのポジションを確かなものにしていきます。さらに、本年5月には、癒着防止材SI-449が臨床試験段階にステージアップし、開発パイプラインに追加されました。

 今後、国内外における医療費抑制策の進展などにより、当社を取り巻く事業環境は厳しさを増すものと考えられます。これらを踏まえ、新薬を含む売上拡大に取り組むとともに、コスト管理の厳格化を徹底し、収益構造の改善を図ってまいります。また、将来の成長の源泉となる新薬開発につきましては、優先順位を明確にした効率的な活動を推進し、早期かつ継続的に有用な新薬を生み出せるよう、注力してまいります。

 当社は、『グローバル・カテゴリー・ファーマ』として勝ち残ることを目指し、各重点戦略に鋭意取り組むとともに、誠実な企業活動の徹底とコーポレート・ガバナンスの向上に努めてまいります。

株主価値の向上にむけて

『グローバル・カテゴリー・ファーマ』としての発展を通じ、株主価値の向上に努めるとともに、信頼を得続けられる経営を推進していきます。

 生化学工業は、今後も持続的な成長を通じて株主価値向上を目指し、高い信頼が得られるよう努めてまいります。

 株主の皆さまにおかれましては、引き続き、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2018年6月
代表取締役社長